商品説明の前に発送についてお伝えします。仕事の都合上、即日発送が出来ない事が多いです。即決いただいても、発送まで3、4日ほど頂く場合がありますので、せっかちな方はご入札をお控えください。ストアと違い、個人出品ですので、素早い対応が出来ない時があります。
時間的余裕のある方とトラブルなくお取引したいと考えています。

こちらはソビエト製ストーブ シュメル4です。超レアカラーです。いわゆるミリタリーグリーン、アーミーグリーンと呼ばれているモデルです。 使用燃料は、灯油、ホワイトガソリン、レギュラーガソリンになります。 プレヒートさえしっかりやればマイナス30℃という極冷地でも何不自由なく使用出来る最強モデルです。 また、どの燃料を使用するにしてもニップルやニードルの交換は不要です。 シュメルには1～4迄あり、形態、仕様も変遷を遂げて来ましたが、この4が最強という呼び声も高いです。 どのシリーズも最高だと思いますし、私は甲乙つけ難いのですが、現地のコレクターや軍人に言わせると、タンクの頑丈さは抜きん出ていると評判です。 2，3年前まではソビエト製のバーナーは認知されているとは言い難く、これほど希少価値が出るとは思われていませんでした。

私は、かれこれ20年以上使用していますが、オークションで出品するまでは、特段誰かにシュメルの素晴らしさを伝える事もせず、便利だから使っている様な感じでした。

ちょうど3年ほど前に、ロシア人コレクターに「なんで日本人はロシアのストーブを使わないんだ?」と聞かれ、「あ、そっか！みんな知らないだけだもんなぁ…ならオークションで出品してみよう！」という流れになりました。

20年以上前から海外のコレクターや仲間とは付き合いがあったので、それからフルに人脈を活かして入手ルートを確立し、一定の在庫量を確保後、オークションに参戦しました。

現在はヨーロッパ各地にいるたくさんの仲間に仕入れを頼んでいます。

ただ、世界的にみてもソビエト製のバーナーの価値が上がり、物の取り合いになりつつあります。買い占めにも遭います。入手状況は年々厳しくなり、仕入れ値は昨年比で20~30%上がり、入手は半分以下の見込みです。（シュメル）


「は？何いってんの？」と思われるかも知れませんが、オプティマス、プリムス、ホエーブスのブランドに肩を並べる日は近いと思います。 シュメルは1970年代から軍向け、一般民衆向けに製造されていたのですが、このモデルはミリタリーモデルと言われており、軍への配給目的で製造された模様です。 一般モデルの中のレアカラーと呼ばれる個体は、そもそも製造台数自体が少ないので見つけ出す事が難しいのですが、ミリタリーモデルは製造台数そのものは少なくないのですが、軍から外へ流出する事がほぼ無かった為に我々が目にする事が出来ない訳です。 2000年以降に軍から流出が始まったと言われていますが、市場で目にする物は見るも無惨なクタクタの個体ばかりで、未使用品はほぼ出てこず、正に激レアと言われていました。 見た目もミリタリー感が溢れており、頼り甲斐がありそうですが、実際、実用面でも非常にパワフルでタフな、ソビエトらしいモデルだと言えます。 凄まじい強火力です。類を見ないポテンシャルを秘めています。 カタログ上では、タンク容量は0.95L、満タンからの燃焼持続時間は4.4～6時間となっています。私の実体験では中火で5時間から5時間半だと感じます。また、気温16度の屋外で2リットルの水を沸かすのにかかる時間は10分と書かれています。 凄いスピードです。 さすがソビエトです。 今回の個体は未使用品につき簡易的な検査のみ行いました。 ポンピング→バルブを捻り、ニップルからエアが噴出する事を確認、また、ニードルがニップルの先から飛び出し、バルブの開閉に伴い上下動する事も確認しました。 付属パーツも充実しており、ニップル、ポンプのOリング、タンクキャップパッキン、ARVパッキン、NRVのスペアがあるので半永久的に使えます。心強いです。

長期保管によるペイントロス、錆、ブラス部の微細な劣化はありますが、トータル的に見て上出来だと思います。 取説もファンネルもスペアパーツもオリジナルです。とにかく全てオリジナルです！ ケースにも多少のダメージ、よごれ、くすみはありますが、この本体が収納されていた未使用品です。 画像にありますように細かなダメージがあり、100点満点ではありませんが、ご満足頂けるレベルだと思います。 先日の出品では、同カラー（ダークグリーン）の個体を即決価格でご落札頂きましたが、ダメージを鑑みてスタート価格、即決価格を抑えました。 実用性重視の方、お見逃しなく！ 最後にお願いがあります。 お手元に届きましたら、タンク内をガソリンもしくは灯油で洗浄し、プレヒートをキチンと行ってから点火して下さいます様、お願い致します。 特に、灯油で使用される場合は余計にプレヒートに時間をかけてください。 燃料経路であるバルブが太く、燃料が温まるのに時間がかかる為です。 どうぞ宜しくお願い致します。